【スポーツ】第87回箱根駅伝、早稲田大学が逆転で総合優勝

今年は優勝争いも、シード権争いもデッドヒートでした。

箱根駅伝復路。今日は自宅でほぼスタートからゴールまで見る事が出来ました。
昨日の往路が東洋と早稲田の差が30秒切っていたし、シード権争いも混戦だったから、今日は見応えのあるレースになるだろうと思って観てましたが、予想以上に見応えのある結果になりました。

往路振り返り記事

復路レースを振り返り。抜きつ抜かれつからの逆転劇!

先頭で芦ノ湖をスタートした東洋大から27秒後に早大がスタート。8キロ過ぎで前を走る東洋大・市川を早大・高野が追いつくと、抜きつ抜かれつの展開が10キロ以上続きました。途中、高野がカーブで足を滑らせて転倒した時にはここまでかと思ったのですが、すぐに体制を整えて走り続けたのにはさすが。転んでも立ち上がるこの粘りが終盤で東洋を突き放す原動力になったのではと感じました。

小田原でトップでタスキを繋げて以来、平塚、戸塚、鶴見とトップでつなぎ続けた早大でしたが、昨年まで2連覇を果たしている東洋も本領を発揮していきます。前との差を縮めようと走り続け、8区から10区まで区間賞を取る快走で終盤で21秒差とついに早大を視界にとらえる所まで差を詰めていったのですが、早大アンカー、キャプテン中島の粘り強い走りに東洋はあと1歩及ばず。
早大がこのまま逃げ切り、18年ぶりの総合優勝を成し遂げました。

18年前は、渡辺康幸監督が1年生で花の2区を好走し、“スーパールーキー”と呼ばれていた大会でした。長く優勝してなかったことに驚きを感じますが、数年前はチームはシード権ライン前後まで順位を落としていた時期もありましたが、不遇の時代を乗り越えて、ようやくたどり着いた総合優勝でした。

往路1区でルーキー大迫傑の激走があったものの、最終的に勝つためには復路では経験を積んだ選手で、ということで3年、4年で揃えたというのが優勝に導いたのではないかと思います。
この優勝で、出雲、全日本、箱根と3冠を達成した早大。総合的な力を発揮しての優勝だと思います。

一方、21秒差に泣いた2位で終わった東洋大。それでも復路で力を出し切って、ギリギリまで早大を追い詰めた激走は、来年に繋がる走りだったと思います。柏原は早大・渡辺監督の胴上げを感情を抑えて見つめていたそうで「泣いてはらすのではなく、走って晴らしたい」と雪辱を誓ったとのこと。柏原はまだ来年も走れるのだから、また頑張って欲しいと思います。

シード権争い。最後の最後までもつれるとはビックリです。日体大、青学大、國學院大、城西大が8位グループで団子状態が続き、ゴール前で1校がシードを逃すという展開に。國學院大の寺田がトップになり、いよいよラストの直線…と思いきや、まさかのコースアウト。大きく回って慌てて戻った時にはもう駄目かと見ていたら、ギリギリ10位でゴールして、ヒヤッとしました。これでシード落ちになったらどうなってたことか…。

往路では全チームがタスキが繋がってゴールしたけど、復路では最後の10区で日大がタスキをつなぐことが出来ずに繰り上げスタートになってしまいました。上武大が繰り上げまで残り10数秒という所でギリギリタスキを繋げたのと対照的で、見ていて辛かったです。

それでもリタイアする人が出ることがなく、選手たちが最後まで走りきる事が出来て良かったです。

駅伝で賑わった東京〜箱根の激走が終わり、正月気分も区切りをいれなければという感じになってきました(とはいえ、明日まで会社は休みなのですが)。駅伝で頑張る選手たちを見て、今年も頑張ろうという気分になりました。

箱根駅伝。来年が楽しみです。

2011年箱根駅伝ダイジェスト、ニュース

早稲田大学競技スポーツセンター「wasedaSPORTS」によるダイジェスト。早稲田目線で振り返り

箱根駅伝:早大が総合優勝 史上3校目の学生駅伝3冠も
第87回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は最終日の3日、神奈川・箱根町から東京・大手町までの復路5区間109.9キロに20チームが参加して行われ、往路2位の早大が往路優勝の東洋大を逆転し、10時間59分51秒の大会新記録で18年ぶり13回目の総合優勝を果たした。優勝回数は歴代単独2位となった。早大は昨秋の出雲全日本大学選抜駅伝、全日本大学駅伝に続く優勝で、90年度の大東大、00年度の順大に次ぐ史上3校目の学生駅伝3冠を達成した。
 トップと27秒差で復路に臨んだ早大は、6区で高野寛基(4年・佐久長聖)が東洋大を抜いて首位に立ち、その後も独走。10区で東洋大に猛追されたが、辛くも逃げ切り、復路でも18年ぶり16回目の優勝を果たした。1位とのタイム差が史上最小の21秒差で敗れた東洋大は、史上6校目の3連覇を逃した。
 10位以内に与えられる次回のシード権争いは、7位の拓大が13年ぶり、10位の国学大が初の権利を手にした。金栗杯(最優秀選手賞)は、2区で歴代2位となる17人抜きを演じた東海大の村沢明伸(2年・佐久長聖)が初受賞した。(スタート時の気象条件=晴れ、気温氷点下1.4度、湿度90%、風向不明の風0.3メートル)

2011年箱根駅伝記録・最終順位

第1位早稲田大学
第2位東洋大学
第3位駒澤大学
第4位東海大学
第5位明治大学
第6位中央大学
第7位拓殖大学
第8位日体大
第9位青山学院大学
第10位國學院大学
~以上シード権獲得~
第11位城西大学
第12位山梨学院大学
第13位帝京大学
第14位東京農業大学
第15位神奈川大学
第16位中央学院大学
第17位専修大学
第18位学連選抜
第19位上武大学
第20位日本大学

箱根駅伝関係の本・ムック・DVD

箱根駅伝に関する記事まとめ(トラコミュ)

この記事を書いた人

Minako 'NEPPIE' Seki

HTMLコーダー|ブロガー|SNSマインドコンシェルジュ
伝えたい事を形にするお手伝いをしていきます。