赤い靴・佐野元春個展(期間限定一人暮らし3日目)

お知らせ

この記事は2004年5月6日に公開しました。掲載されている情報は現在とは異なる場合がございますのでご了承ください。

期間限定一人暮らし3日目。だいぶ慣れてきました。朝ご飯も作って、洗濯もして、という感じでのんびりとすごしてます。

横浜へ

午後から横浜へ行って来ました。私の住んでいる所から横浜までは、今まで1時間半弱かかっていたのですが、今回は湘南新宿ラインで池袋から横浜まで直通で35分で行けるので、かなり早くなった感じがします。横浜でみなとみらい線に乗り換えて、「日本大通り」駅まで行きました。そこは、ちょうど関内と山下公園の中間(ちょっと関内よりかも)で、駅を降りて階段を上がると、今まであまり見たことのない光景に出会った気がしました。
なぜ日本大通りで降りたかというと、その近くで見に行きたかった個展があったからです。

それは、「Motoharu Sano – Art Works – in Yokohama」で、GALERIE PARIS(三井物産ビル1F)で8日まで行われています。

Motoharu Sano – Art Works – in Yokohama
開催場所: GALERIE PARIS
〒231-0021 横浜市中区日本大通り14 横浜三井物産ビル1階
問合わせ: 045-664-3917
開催日時: 2004年4月27日(火)〜 5月8日(土)
午前11時〜 午後6時 (祝祭日回開廊・日曜休廊・最終日午後5時まで)
入場料: 無料

佐野元春さんは、ミュージシャンとしての活躍は周知の通りですが、その他にもDJ(Radio Fish)、雑誌の編集(THIS)、イベントプロデュース(In The City2003、THIS!など)と活躍の場は広いです。そして、自ら筆を取り、画を描いたり、コンピュータを使ってグラフィックアートを表現しています。今回初めて個展を開催することになったのは、この開催場所に関係があります。

赤い靴と元春

GALERIE PARISのオーナーは、坪山紗織さん。彼女は、かつて横浜に小さなブティックを開いていました。そのブティックは「赤い靴」。ここまで書いたら、元春ファンなら分かると思います。「赤い靴」は、佐野さんのデビューアルバム「Back To The Street」のジャケット写真のロケ地です。以来、佐野さんとオーナーの坪山さんの交流が始まり、と同時に「赤い靴」の前で写真(アルバムのジャケット風に)を撮るファンが多く訪れるようになったそうです。坪山さんは元春ファンの為に、自由にメッセージが書けるノートをブティックに置いたそうです。ノートの数は相当数になったと聞いています。

その赤い靴が閉店したのは1991年暮れ。
閉店を惜しんだファンが多いことを知った元春ファンクラブのスタッフが、赤い靴の前で撮った写真とメッセージをまとめて、一冊の分厚いアルバムにまとめて、オーナーの坪山さんに送ったそうです。閉店後も建物は残っていたのですが、残念ながら1996年始めに再開発のために建物も壊されてしまいました…。

私は「赤い靴」へは、開店していたときは残念ながら行かれませんでした。横浜に行く機会はあったはずなのに、今思うと残念です。建物の跡地は1994年の「LAND HO!」のライブ前に見に行くことが出来、建物前で写真を撮る事が出来、「赤い靴」の世界をちょっと感じる事が出来ました。

そして、初めて訪れたGALERIE PARISは、小さな展示スペース。入り口には壁一面の大きな佐野さんのポスターが(サイン入り)。佐野さんが描いたアートは、文章でまとめるとなかなか伝わりにくいのですが、タイトルを見て絵を見ると、想像以上の世界が広がっていきました。雑誌などで佐野さんのアートを見る機会があったのですが、原画を改めて見ると、佐野さんの世界観が感じられるものでした。出展しているものの大部分は1992年〜1994年頃でした。アグレッシブ(「Sweet16」が出て、何度目かのピークを迎えている頃)に活躍していた頃のもう一つの佐野元春を垣間見える事が出来ました。

リトグラフの販売もやっているのですが、お金がきつくて今回は断念。オークションもやっていたので、ダメもとで挑戦してみました(何が出ているかは、開催中なのでここでは書けませんが)。
オーナーの坪山紗織さんともお話出来ました。お茶やお菓子も出していただきとても感謝です。坪山さんは優しく親しみやすい方でした。佐野さんのエピソードなども聞けたのも貴重でした。また、先ほど書いた「赤い靴メモリアルアルバム」も置かれていて、初めて見てみました。思い思いの表情・ポーズで撮られている写真、赤い靴に対する思い出、メッセージが綴られているのを読んでみると、元春、赤い靴への思いがアルバムから伝わっていて、ジーンと来てしまいました。
今日の個展でも自由にメッセージを書けるスケッチブックが置かれていたので、感想やメッセージを書き残しました。そして坪山さんとの近いうちの再会を願いつつ、ギャラリーを後にしたのでした。
その後はカフェで休憩した後、山下公園に向かい、写真を撮りつつ海を見ていました。

横浜に行って良かった。素敵なGWの締めくくりを迎える事が出来ました。
また行こう。

今度は『ヨコハマ猫の美術館・赤い靴』(坪山さんオーナー)にも、行きたいと思ってます。

2017.11.3追記

2004年に書いた日記記事です。
過去記事をメンテナンスしていたら、長年読まれている記事でこの記事が上がっていたので、リンクを確認したりして加筆修正しました。
「ヨコハマ猫の美術館」、10数年経った今も健在なのが嬉しい。機会見つけて行ってみよう。

元春のデビュー・アルバム「BACK TO THE STREET」、荒削りなサウンドで高ぶる元春のシャウトが改めてすごいなぁと実感。
年を重ねても、パワフルさが健在なのがファンとして嬉しいですね。

ソニーミュージックエンタテインメント

ちなみに「期間限定一人暮らし」というのは、当時両親と住んでいたのですが、旅行に行ってしまい一人で留守番になったので、思い切り一人暮らし気分を味わおうと思って書いたものです。

7日間限定で毎日日記を書いてました。

最初の記事はこちら。

この記事を書いた人

Minako 'NEPPIE' Seki

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