小さい?いや、大きい1歩!【輸入権問題】

タイミングを逃してしまいましたが…(^^;)。
私たち音楽関係者は、著作権法改定による輸入CD規制に反対します
という声明文を、音楽関係者一同ということで11日発表されました。
賛同者ははじめは260人くらいだったのが、566人(12日22時現在)突破したそうです。
声明文の内容や、何故この時期に?といろいろと考えなければならない事項もありますが、私は基本的に賛同します。音楽に携わっている人がまとまって行動するのは、今までなかったと思います。
この1歩は、世間的には小さいかも知れないけど、きっと大きな1歩になるでしょう。発起人の方たちは大変だと思いますが、是非頑張って欲しいです!

輸入盤CDが聴けなくなったら…困る!

私も何かしなくては、と思い、この法案を知らない人向けに説明するという感じでこんな文章を書いてみました。

突然ですが、今、年金とか○○辞任とか大騒動になっている裏で、とんでもない法案が今国会で成立しようとしていることを知っている人はどれくらいいるでしょうか?
その法案とは、「著作権法の一部を改正する法律案」です。アジア地域で売られている日本のアーティストのCDを逆輸入して、日本盤より安く売られているという「逆輸入盤」の還流を防ぐ為に作られた法案…というのは表向きの話で、実はHMVやTOWER RECORDSなどのCDショップで売られている、海外の「輸入盤」の日本への流通を止める事が出来る、というものなのです。(詳細は下記に記載されている関連サイトを参照下さい)国内盤しか買わないとか、J-POPしか聴かないから関係ないと思っている人もいると思いますが、これは音楽ファンにとっては相当の死活問題になりかねないものなのです、決して大げさではなく。
この法案は参議院を通過し、衆議院でも99%の確率で成立するとのこと。あまりにも時間がないのだけど、このままだとまずい!と、様々なサイトやメディアでこの問題を取り上げています。この法案に反対する政治家の方がTVやラジオに出演して現状を話しています。音楽関係者が主催したシンポジウムでは150人のキャパで350人以上集まりました。さらに音楽関係者、アーティストら268名による「著作権法改定による輸入CD規制反対」の声明文が公表されました。
日本は、邦楽も洋楽もクラシック、ジャズ、ワールドミュージックと様々な音楽に親しむことが出来る、音楽ファンにとっては恵まれた環境にいました。しかしこの恵まれた環境が少しずつ崩れてきています。CCCD問題、ネットワーク音楽問題、そして輸入権問題。今までこうした問題が出てくるたびに、一番打撃を受けるはずの音楽関係者が何故動かなかったのだろうと思っていましたが、ここへきて本格的に動き始めてきた感があります。私も出来る限り自分のサイトなどを使って、この問題を取り上げて行きたいし、法案が成立する前に出来る事があれば、アクションを起こしていきたいと思ってます。これを読んでいる人たちも、この問題を考えてみて下さい。音楽が自由に聴けなくなってしまう前に…。

関連リンク:

[sanko href=”http://vibit.com/tv/symposium.shtml” target=”_blank” title=”CD輸入権問題シンポジウム関連リンク” site=”テレビ見ようよ!(仮)”]

[sanko href=”http://d.hatena.ne.jp/face_urbansoul/comment?date=20040507″ target=”_blank” title=”5/6J-WAVE ”JAM THE WORLD”著作権法改正と輸入CDの規制について” site=”facethemusic”]

[sanko href=”http://sound.jp/stop-rev-crlaw/” target=”_blank” title=”海外盤CD輸入禁止に反対する(署名運動もあり)” site=”海外盤CD輸入禁止に反対する”]

書き終えて…

何らかの形で周りの人に伝えていけたらと思っています。署名運動をやるときに、一緒に添えて見せようかなと考えたりしています。何とか時間を作って行わなければ…。
明日の記者会見は注目していきたいと思います。

昨日はカノンのライブに行ってきました。教会でのライブでしたが、とても親近感を感じて素敵なひとときでした。感想は、また改めて書きたいと思います。

追記:

今回の声明文を作成した一人である高橋健太郎さんが、今回の声明文をつくったいきさつと、アジア盤還流(一部の人がこのくだりについて反対表明をしている事をうけてだと思います)の件についての個人的な意見を自身のブログに書いています。是非一読していただけたらと思い、URLを記載させていただきます。

時間ないけれど、一言だけ

この記事を書いた人

Minako 'NEPPIE' Seki

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