【野球】ドラゴンズ、谷繁元信監督休養。久しぶりのハマスタ観戦が監督としての最後を見る事になるとは…

中日ドラゴンズは2016年8月9日、谷繁元信監督を休養させることを発表しました。事実上の解任です。
ある程度予想していたとはいえ、突然すぎる事態にショックは隠せません。
この件で感じた事を書いてみたいと思います。

衝撃のニュース

8月9日火曜日。
横浜スタジアムでのベイスターズを負け越して名古屋に戻ってきたドラゴンズ。
試合前の練習を行っている時間帯に、速報が入ってきました。

【中日】谷繁監督は事実上の解任、佐々木球団社長「休養をお願いし、了承いただいた」

TwitterやFacebookでも多くの書き込みを見かけました。ニュースのリンク以外のものをいくつか。

私はこのニュースを知った時、Facebookに投稿しました。

谷繁監督休養。今年の成績を見て休養は仕方ないともいえますが、あれだけドラゴンズに貢献した人がこういう形でチームを去らなければならない寂しさを感じてしまいます…。大変だと思いますが、選手たちには頑張ってほしいです。#ドラゴンズ

関 美奈子さんの投稿 2016年8月9日火曜日

休養報道から数日経ち、3連戦が開催されて報道にも変化が出てきましたが…。

8月6日、横浜スタジアムにて

谷繁監督の事を書く前に、先日見に行ったハマスタでのドラゴンズ戦について書かせてください。

8月6日土曜日。
私は久しぶりに横浜スタジアムでドラゴンズ戦を観戦してきました。
場所が少し離れている事もあって球場に行くとなるとちょっとした小旅行気分になります。
ドラゴンズが優勝争いしていた頃2006年~2010年位までは現地観戦に行ってたのですが、環境に変化があったり、諸事情があってここ数年はハマスタに行ってませんでした。

で、久しぶりに行ったハマスタは、自分が観に行った時とはかなり変化してました。
自分がよく観に行った時のハマスタ(2006年~10年頃)は、ベイスターズファンも多いのですが、レフトスタンドにはビジター(ドラゴンズ)ファンが多く集まってました。レフトスタンドの半分を埋め尽くしていたときもあったような気がします)

それが、先日久しぶりに訪れてみたら…
ベイスターズカラーの青色が340度ビッシリでした!

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この3連戦は「ハマスタスターナイト」というイベントが開催されてました。
ビジター席以外はオリジナルユニフォームが配られ、選手たちも着用。スタジアム内だけでなく、スタジアム外の公園でも屋台が出ていたり、パブリックビューイングもありました。
ベイスターズ色がいつも以上に濃く(グラウンドもスタンドも青一色)、アウェー感が半端なかった試合でした。

第1戦(金曜日)は9回表に、平田選手がベイスターズの守護神・山崎康晃投手を打ち崩して勝利しました。
自分が見に行った第2戦は、2回までにドラゴンズが4点先制し、途中まではリードが続いてたのですが。
1点差に迫られた8回裏、岩瀬仁紀投手が登板してきました。
岩瀬投手は今年は調子が良くなく、2軍で調整してました。先日1軍に上がり、復活をかけての登板でしたが、この日の岩瀬は全盛期の姿ではありませんでした。打たれまくり、バント処理では送球が乱れ、同点に追いつかれ、逆転されて負け投手に…。

奇しくもこの日の登板で史上3人目となる900試合登板を達成するという偉業を成し遂げ、降板するときには花束が送られたのですが、本人にとっては悔しい登板になってしまいました…。

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試合はベイスターズが勝利。久しぶりのハマスタ観戦を勝利で飾る事が出来ませんでした…。

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翌日曜日もベイスターズが勝利し、ドラゴンズはこのカードを負け越して名古屋に戻ることになってしまいました。
そして、衝撃のニュース…。

先日打たれてしまった岩瀬投手は、谷繁監督休養の報を受けて、コメントしました。
「選手の責任でもある。簡単に言葉にできない」と語り「(谷繁)監督になってから貢献できてなかった。申し訳ない気持ちがある」

大野雄大選手会長は厳しい表情でこうコメントしたそうです。
「突然のことでみんな驚いていた。こうなったのは監督一人の責任ではない」

期待に応えられなかった選手たちの無念さが感じました。

奮起せよ、ドラゴンズ!

谷繁監督が選手兼任監督就任して2年数ヶ月。
昨年現役引退し、専任監督になってまだ1年目。
確かに監督の指導、手腕に対して疑問がある面もいろいろとありますが、せめてシーズン終わるまで指揮を取るという選択肢はなかったのでしょうか。

プロ野球では監督が成績不振で休養というケースはありますが、大抵は監督の方から休養を申し出るというのが通常のようで、今回のように、フロントから「休養をお願いする」というのは例にないことというのも驚きでした。

いろいろと憶測が走る中で、ネットや新聞での記事も混迷が走っているようです。
個人的には谷繁監督(佐伯コーチも)だけの責任ではなく、落合GM、オーナー含むフロントにも責任があると思いますが、まだシーズン中なので現時点での考えをここで書くのは控えようと思います。

今、言いたいことがあるとしたら…

「奮起せよ、ドラゴンズ!」

です。

休養を発表した火曜日。
森繁和ヘッドコーチが監督代行になったドラゴンズはナゴヤドームでスワローズと対戦しました。
初戦はビシエド選手がタイムリーを打ちサヨナラ勝利しましたが、2戦、3戦とスワローズに連敗。
昨日もタイガースに負けてしまい、球団ワーストの10カード連続負け越しに王手という、どん底状態に陥ってしまいました。

今のドラゴンズに対して、奮起して欲しいと願うのは難しいかも知れない。
けど、シーズンが終わってない以上、ファンとしては一つでも勝って欲しいと願わずにはいられません。
来年に向けて、少しでも光を見せて欲しい。

今日はCS進出を願うタイガースと対戦します。
厳しい戦いになりそうですが、ドラゴンズが奮起する姿を見せて欲しいです。

今年、球団創立80周年を迎えるドラゴンズ。
最後は少しでも光を見せてくれる戦いをして欲しいです。

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追記

実は2年前、谷繁兼任監督が誕生した時、ブログに記事を書こうと思ってました。
結局まとまらなくて下書きのままでしたが…。

当時書いた文章をちょこっと載せてみると…

谷繁は42歳。今年は2000本安打も達成し、レギュラー捕手としてドラゴンズの要となっています。
捕手だからこそチーム全体が見えるというのもあり、捕手出身の監督も多く誕生しているので、いずれ監督になれる器と思ってはいました。が、現役続行のままで監督就任とはびっくりでした。

就任会見では監督として目指すものを話していたと同時に、選手としても強いプライドを感じさせるものでした。
監督としては「守りの野球」
0点で抑えれば勝てるという野球を目指す。捕手らしい視点だなぁと感じました。

この文章を書いたのは3年前の10月11日。
就任会見で谷繁さんが描いていた監督像を実現出来ていたら、今のドラゴンズは戦い方が違っていたのかもしれません。

そして、兼任監督ではなく、はじめから専任監督になっていたら…。

おまけ

ドラゴンズファンの友人であるずたたんさんが、自身のブログで谷繁選手〜監督のイラストを多く描いてました。

ジーンときました。
ありがとう、谷繁さん…。

また新たなステージでの活躍を期待しています。

この記事を書いた人

Minako 'NEPPIE' Seki

HTMLコーダー|ブロガー|SNSマインドコンシェルジュ
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