THE BARN TOUR
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THE BARN TOUR 98/04/11(Sat) 渋谷公会堂
01.スターダストキッズ(ギター弾き語り)
02.ジュジュ(ギター弾き語り)
03.欲望
04.ヤングフォーエバー
05.風の手のひらの上
06.ヘイ・ラ・ラ
07.どこにでもいる娘
08.誰も気にしちゃいない
09.マナサス
10.ドライブ
11.ドクター
12.7日じゃたりない
13.ロックンロール・ハート
14.約束の橋
15.サムデイ
16.太陽だけが見えている(子供たちは大丈夫)〜
17.霧の中のダライラマ〜
18.そこにいてくれてありがとう
19.ダウンタウンボーイ
(Encole.1)
20.君を探している
21.ぼくは大人になった
(Encole.2)
22.ガラスのジェネレーション
23.Rock and Roll Medoly
悲しきレディオ〜
ソー・ヤング〜
メンバー紹介〜
彼女はデリケート〜
アンジェリーナ〜
I love you/You love me
「今夜はみんなに紹介したい人がいるんだ!」
coverいつもの様にプレイヤーに「BARN」のLPを乗せて「逃亡アルマジロのテーマ」 が流れて、ステージに現れたのは……アコースティックギターを抱えた佐野元春一人だった。
彼がおもむろにギターを鳴らし始めて歌い出したのは……「スターダストキッズ」

鋭いギターカッティング、そしていつもに増して力強い元春の歌声にみんなが手拍子をし、一緒に歌っていた。最後の「この街のノイズに乾杯!!」は、今までライブで聴いた中で一番大きかった。歌い終わると彼は
「こんばんは、東京!」
と短い挨拶をした。 「欲望」の途中でメンバーがゆっくり出てくる。佐野のギター演奏のみで始まったこの曲は、最初の「君が欲しい!」で一気にバンドサウンドに変貌する。後に一緒に行った友人が「この登場の仕方って、何だか暖かみがあっていいね」と言っていた。
ツアーの初めの方で見たときはどうもライブ向きの曲じゃないなと思っていた『THE BARN』の曲が、気が付けばライブサウンドへと変貌していた。初めは前半と後半とでは違和感を感じていたライブの流れが、いつのまにか境目がなくなっていたのには驚きだった。 そして回を重ねていくうちにメンバーの個性がはっきりと見えてきた。「ドクター」でのトミーのベース、「マナサス」でのコロちゃん、KYON、元春のアコースティックギター競演、「Rock & Roll Heart」でのセンパイのピアノ、「Young Forever」では力強さを見せる一方で「マナサス」ではバスドラ抜きでリズムを刻み込む小田原さんのドラム……HKBでなければ出来ないライブサウンドがいつしか出来上がっていた。私は「これがHKBなんだ」と確信出来た。 「Rock & Roll Heart」では、カメラマンの岩岡吾郎さんの仕事ぶりを間近で見られたのが嬉しかった。誠実なまなざしで元春、メンバーの写真を撮っている岩岡さんもまた、写真を通して音楽の本来の形を表現している人だと思った。「約束の橋」を演奏した後、とても素晴らしい出来事が起こった!
「みんなに紹介したい人がいるんだ。その人は……大瀧詠一!
何と、大瀧さんが2階席の最前列にいたのだった。嬉しい気持ちが溢れてきた。
「大瀧さんとナイアガラトライアングルを創っている頃、同時に創っていたアルバムがある。もし大瀧さんと一緒に仕事をしていなければ、あんな雰囲気のある曲はできなかったかもしれない。今日は大瀧さんの前で唄いたい!……サムディ!」
元春とHKBが、「SOMEDAY」を大瀧さんの目の前で誇り高く力強い演奏出来た事を、そしてそれを目の当たりに出来た事を私自身も誇りに思う。演奏が終わった後、2階席に再び目を向けてみたら、何と大瀧さんがスタンディングして大拍手をしているではないか!私はとても嬉しくなった。彼も元春の成長を目の当たりにすることが出来た事を心から喜んでいる事だろう。
「ダウンタウンボーイ」で本編終了。ここまでで約2時間近く。ふーっ(^^;。大瀧さんは観客に見送られながらここでステージを後にしていた。立ち去る時、観客に思いっきり手を振っていた大瀧さんだった。

最初のアンコール。
元春は黒のTシャツに着替えて、リラックスした表情で演奏していた。
「僕は大人になった」ではコロちゃんのギター、KYONのマンドリン、そして元春のハーモニカで観客も気分が良くなってきた。ステージに一旦下がった時、観客の一人が花束を元春に差し出した。元春は花束を受け取り、心を込めて彼女に握手をしていた。

2度目のアンコール。元春はエレピの前で軽く弾きながらこう語った。
「さっき「ぼくは大人になった」と歌ったけど、今度はその反対の歌を歌おうと思う。
どちらも……正しい(笑)」
そして現在の歌としての「ガラスのジェネレーション」を歌う。そういえば3月の渋谷では、「ガラスのジェネレーション」「ぼくは大人になった」と続けて歌っていた。まるでコインの裏表の様に……しっかりとはまっていた。この2曲が同じステージで聴けるとは……。とても嬉しかった。そういえば佐野は「昔作った曲も、ここで歌えば今の曲になる!」と言っていたっけ。
そして「悲しきRADIO」から始まるクラシック・メドレーでは、元春もメンバーも思いっきり弾け飛んだ。最後の「I love you/You love me」では、バンドのテンションに負けない位、私達も思いきり叫んだ。最後は久々に見られた元春のJUMP!でライブは終了した。

ステージ中央にメンバーが集まり、元春はこう言った。
「チケット買ってくれて、
ダレかの風邪にもかかわらず、
おうちでちゃんと持ってくれて……どうもありがとう」
何だか涙混じりの声をしていたような気がするのは私だけだろうか?
表情も感無量といった感じで……。
「これからも曲を作り続けて、ライブもやり続けたい。
ホーボーキングバンドのメンバーも"そうだな"って今言った。
THE HOBO KING BAND!」

元春が客席にマイクを向けて(KYONもマイクを向けていた)、
Mr.BEANの仕草(?)を見せながら、ステージから去る元春だった。


東京のライブでは珍しい位、この日のライブは激しいノリでした。一緒に行った友人はライブ中ものすごく興奮していて「キャー!」とか「モトハルーー!」とかものすごい声で叫んでました。途中「一晩中やろうよー!」 と叫んだ時には元春も「そうだね」と応えていました(と思う)。1階5列目の私の席の前列にいた友人はがライブ中、元春になりきっていたのが印象的でした。
とにかく私が今まで見た元春のライブの中では現時点で最高だと思います。これでしばらくライブがないと少し淋しいです。元春&HKBがこれからどうなって行くのか、楽しみになってきました。
近いうちにまた彼らと会える事に期待していきたいと思います。


当初行われるはずだったのが、元春がインフルエンザにかかってしまったために中止となった2月4日のライブの振替公演として開催されたライブでしたが、この渋谷と14日に開催された横浜での振替公演は、3月いっぱいで終わった「THE BARN TOUR」のアンコールツアー(渋谷が初日、横浜がラスト)的な形となり、元春とHKBの今後を占う意味でかなり重要なライブとなった気がします。今回のツアーの最初の公演で少なからず感じていた様々な疑問が、解けてきたライブともいえます。そして改めて元春ファンでいられる自分が嬉しくなった夜でした。
Last Update:98/04/24
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