| ☆★Live 
                          OnDemand at Million Nights★☆ 数年前、当時Tokyo-FM系列でオンエアされていた「Million Nights」という番組があった。かつて東京JAPというバンドでドラムを叩き、現在は人気DJとしてラジオにTVに活躍している赤坂恭彦氏が担当したFMワイドプログラムだった。 
                          ノンジャンルでオンエアされる楽曲、飾り気のないトーク、本音と笑いを誘うリスナーからのメッセージ。赤坂氏が担当していた別の深夜番組のリスナーの一人だった私は、放送が始まった時、当然のようにリスナーになった。 「Million Nights」が特別な番組になったのは、佐野元春がゲストで出た時からである。はじめはゲストトークだけだったのが、翌年の夏には赤坂&元春のダブルDJ(佐野自身がオンエアしたい曲を自ら持参する位の力の入りようだった)が繰り広げられた。尊敬する2人のDJバトルは、かつての「Motoharu 
                          Radio Show」を彷彿させたのを今でも思い出す。(今年の「20th Anniversary Tour」で赤坂氏が寄稿を寄せていたのを見て、とても嬉しかった)
 
 1994年9月15日、私はこの番組をタイマー録音していた。
 赤坂氏のことだから、このライブについて何らかの報告があるに違いないという期待を抱いていたのである。
 (前日の放送で、DJの赤坂氏が「明日は何かが起こるから、チェックした方がいい」と話していたのを思い出した)
 午後10時10分過ぎ、「悲しきRADIO」のライブバージョンが流れはじめ、LAND HO!のライブ速攻レポートが始まった。そしてライブに行かれなかった人達からのメッセージが次々と読まれた後、赤坂氏が「さて、ここから奇跡が起こります!」といって、何とつい数時間前に行われたライブテイクをオンエアし始めたのである。これは佐野が「行けなかった仲間達に今日の興奮をいち早く伝えたい」という希望から、急遽実現されたものだという。赤坂氏でさえも「ライブテイクをON 
                          AIRしていいのをつい先ほど知った」という位、急な事だった。
 
  1.See Far Milesのテーマ2.Night Life
 (EPIC SONYの長島氏による電話レポート)
 3.DOWNTOWN BOY
 この3曲がオンエアされたとたん、ファンから怒濤のようなメッセージが届けられた。殆どがライブ音源を音源してくれた驚きと佐野さんへの感謝のメッセージだった。おそらくラジオの向こうでは、この日のライブの様子を知りたい人がそわそわしながら聴いていたのだと思う(当日ファンクラブの電話もパンク状態だったらしい)。このオンエアは、佐野さんから送られた最高のプレゼントだった。私はこの番組を聴いた時、ラジオが引き起こす奇跡を改めて感じた。ライブ音源をオンエアしてくれた赤坂さん、ミリオンナイツのスタッフ、元春側のスタッフに感謝したい気持ちになった。そして佐野元春、ハートランドのメンバーには改めて最大の敬意を感謝を捧げたい。 P.S.まだ余韻に浸りきっているのに、その後まりちゃんずの「おざきんちのばばぁ」という曲(当時何故かこの曲が「番組内で」流行っていた)が流れて、 
                          ライブの余韻が一気に崩れた(爆)。ちなみにこの日は敬老の日でもありました(笑)。
 (94.09&00.11.09)▲ |