収穫と課題と…でも意義ある1勝

タイガースとの最後の直接対決を2勝1敗で終えたドラゴンズ。昨日から地元に戻ってのジャイアンツ戦が始まりました。タイガースはデーゲームでカープ戦を勝利で飾り、マジックは5。ナイターで行われるドラゴンズはわずかの可能性を賭けて対ジャイアンツ戦を戦う事になりましたが…。


試合は序盤で決まった感じになりました。
1回裏。ドラゴンズ打線が先発酒井に襲いかかってきます。荒木、井端がヒットでノーアウトランナー2、3塁。ここで福留は3ランで先制すると、ウッズも続けてホームラン。さらに立浪ヒット、この日から復帰のアレックス四球でランナーが溜まり、森野ライトフライも立浪が3塁へ進むと、谷繁タイムリーでさらに追加点。1回裏で5点リードになりました。
2回裏。2アウトから福留2塁打で出塁するとウッズがタイムリーで6点目。立浪も2塁打で続いて2、3塁に。ここで、アレックスがセンターフェンス直撃の2塁打で2点追加しました。アレックスにとっては、しばらくのお休み期間がいいリフレッシュになったようで、個人的にとても嬉しかったです。
結局酒井は2回でマウンドを降りる事になり、3回からは前田に交代。ドラゴンズはその前田に対しても襲いかかります。谷繁ヒット、マルティネス送りバントが前田のエラーを呼び、ノーアウト1、2塁。荒木はきっちりと送りバントで2、3塁へ進めて、井端はライトへ犠牲フライで9点目。さらに福留の場面でキャッチャー村田のパスボールで1点追加。これでドラゴンズは3回までに10点の大量リードを取ったのでした。
先発のマルティネスは、安定したピッチングを続けてました。TV(BS-i)で見ていたのですが、気持ちいいくらい三振を取るし(10個取るとはさすが)、7回を1失点でマウンドを降りるまで落ち着いて見る事が出来ました。
それが…。
8回表に登板した2番手の久本。今まで安心して見ていたのが一転してハラハラの展開になってしまいました。ジャイアンツ打線にヒットを打たれつづけて、アウトを一つもとれずにマウンドを降りることになってしまいました。続く鈴木も登板過多が響いてるのか、本来のピッチングが出来ずに打たれてしまいました。気がつけばこの回だけで5点入り、4点差まで詰まってしまいました。私は思い切り焦ってしまい、TVを見るのも一時はなれてしまった位(汗。
ダメ押しを期待していた8回裏も点が入らなかったので、9回に点が入ったらやばいと思っていたのですが、平井が最後を抑えてこのままゲームセット。10対6でドラゴンズが勝利し、対ジャイアンツ戦の勝ち越しを決めてくれました。

中日福留、3割30本100打点へ加速!
<中日10?6巨人>◇23日◇ナゴヤドーム
 オレ竜が低迷する巨人に99年以来、6年ぶりの勝ち越しを決めた。打線爆発の主役となったのは福留だった。1回無死二、三塁から巨人先発酒井の外角直球をコースに逆らわずに左翼席へ。「最近自分の状態がいいから(投手が)だれであろうと変わらない」。予想した工藤ではなく、今季初先発の右腕だったが、格下の投手からきっちりと3ラン。チームを大勝劇へと誘導した。

マルティネス、6者連続K G打線をぶった斬り 来日初2ケタ奪三振7勝目
 愉快、そう快、こりゃ痛快! 高橋由のバットが空を切り、小久保が、阿部が直球の威力に腰を引き、ボールを見送る。ルイス・マルティネス投手(25)が6者連続の奪三振ショーで竜党を燃えさせ、今季7勝目。巨人戦3勝目で、6年ぶりの勝ち越しに鮮やかな花を添えた。

マルティネス投手の活躍、福留選手を始め打線の奮起…優勝自体は厳しくなっても、一試合一試合の戦いが大切ということを、昨日の試合を通して改めて感じさせられた試合でした。球場に集まったファン、TVやラジオを通して声援を送っている人たちがいる。選手たちがその期待に応えてくれた事を嬉しく思いました。
ただ、課題も残りました。2番手に登板した久本投手。ストライクが入らずに、ワンアウトもとれずの降板。落合監督は「今日の収穫は久本」とコメントしました。あえてマスコミに公に出す事で(朝日新聞のスポーツ欄でも取り上げられてました)、久本に対して奮起を促したのではないでしょうか。あとは彼自身がどう自覚し、修正していくかを考えるきっかけになると思います。
タイガースも勝ったためマジックが一つ減ってしまいましたが、一昨日の敗戦をひきずらずに勝つ事が出来たという意味では意義ある1勝だと思います。相手チームがどうこうとは考えずに、ドラゴンズには一つ一つ着実に勝つ事を目指して頑張って欲しい、そう思います。今日も頑張って、連勝で締めてほしいですね。
頑張れドラゴンズ! 
追伸:
今日のTV中継は、地上派では深夜枠での放送になっていたみたいですね(涙。
ジャイアンツ戦ではこれ以上視聴率が取れないとみたのでしょうか。それにしても…。
我が家ではBSデジタルが見られる環境だったので、BS-iで観戦してました。
それにしても、今回の解説は槙原寛己氏と彦野利勝氏だったのですが、
アナウンサーが「愛知が生んだスーパースター」と二人を紹介していたのはちょっと「うーん」でした(汗。
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この記事を書いた人

Minako 'NEPPIE' Seki

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