【競馬】セイウンスカイ…天国へ

昨日ブログに書きそびれてたのでどうしようかと思っていたけど、書いておきたかったので…。

セイウンスカイ(1998年第33回 京都大賞典)Photo Data:(C)Carrot Lunch

1998年第33回 京都大賞典・パドック。Photo Data:(C)Carrot Lunch

昨日、mixiニュースである馬の訃報を知りました。
セイウンスカイ。

「芦毛の逃亡者」と言われる逃げ切りで皐月賞、菊花賞と2冠を達成した名馬です。
私が競馬をよく見ていた1990年後半に活躍していました。TVで見たセイウンスカイの逃げ切りは、見ていて衝撃的でした。それから競馬雑誌やNumberなどでセイウンスカイの事を調べてみると、父シェリフズスターは無名馬でセイウンスカイがデビューした時には種牡馬ではなくなっていたそうです(記憶違いだったらごめんなさい)。

当時はスペシャルウィーク、キングヘイローと3強でクラシック戦線が賑わっていました。皐月賞ではセイウンスカイが勝って、ダービーも期待されていましたが、スペシャルウィークがダービー勝利。武豊がダービー初制覇という事も重なってセイウンスカイは引き立て役になるのではと思っていたのですが、秋になって京都大賞典を制して復活をアピール(2着は春の天皇賞馬メジロブライトだったこともあって、見応えがあるレースでした)。

セイウンスカイ(1998年第33回 京都大賞典・直線)Photo Data:(C)Carrot Lunch

1998年第33回 京都大賞典・直線。Photo Data:(C)Carrot Lunch

そして菊花賞。3強が再び激突。セイウンスカイは先行逃げでレースが進みます。そして最後の直線に入っても、セイウンスカイは逃げ続けます。スペシャルウィーク、キングヘイロー、エモシオンと追撃されても、最後まで逃げ切ってゴール!逃げ切っての菊花賞制覇。一番輝いたセイウンスカイをTV上から見て感動しました。

「Gallop」や「優駿」などの競馬雑誌でチェックしたり、よしだみほさんの漫画「馬なり1ハロン劇場」で楽しんだり、セイウンスカイのファンサイト「がんばれセイウンスカイ」をファンとの交流を楽しんだり(今でもサイトが残っていました)、と競馬を一番楽しんでいた頃に出会えた馬だったなぁと改めて感じました。

1999年は日経賞で勝って臨んだ天皇賞春。スペシャルウィーク、メジロブライトと激突するも3着。札幌記念で快勝し、秋の天皇賞に期待を高めて行きました。
府中競馬場で行われた1999年の天皇賞秋。この日、競馬場で生観戦してました。1番人気だったセイウンスカイを応援していました。しかし、ゲート入りを嫌がり、スタートに出遅れてしまい、追い上げ及ばず5着に終わってしまいました…。
その後怪我で長期休養、1年6か月ぶりに復帰した2001年天皇賞・春で負けてしまった後、現役引退。種牡馬として活動した後、生まれ故郷の西山牧場で暮らしていたのですが、16日、頭部を強打し亡くなってしまったそうです。

競馬から離れてしまってからはセイウンスカイの消息も気にかけてなかったのですが、昨日の訃報記事を見た後、mixiコミュを通して、西山牧場の西山茂行社長のブログでセイウンスカイが亡くなった状況などがブログで書かれていました。セイウンスカイの思い出も書かれていて、目に浮かぶようです。私も読んでいて、涙が出そうでした…。
(このエントリにはコメント数が160以上集まったそうです。牧場での担当者だった鉛口恭司さんからもコメントが入っていました。私もコメントを残したいと思います)

セイウンスカイよ、永遠なれ…
(西山茂行社長のブログ「西山牧場オーナーの涙気分」より)

今頃は天国に向けて、逃げ切りをはかっている頃でしょうか。そしてお父さん(シェリフズスター)と再会して一緒に杯を交わしているのかも。

ご冥福を心からお祈り致します。

セイウンスカイ急死…98年皐月&菊2冠の逃げ馬
1998年の皐月賞、菊花賞の3歳牡馬クラシック2冠を制したセイウンスカイが、16日未明、北海道日高町の西山牧場で心臓発作のため急死した。16歳だった。同馬は、01年の天皇賞・春(12着)を最後に、種牡馬入り。07年には、アロースタッドから西山牧場に移り、悠々自適の日々を送っていた。現役最後の勝利となった札幌記念(99年)ウイークに、記憶に残る個性派の逃げ馬が、静かに息を引き取った。

セイウンスカイの足跡が分かる映像。菊花賞の実況が杉本清さん(関西テレビ)なのがジーンときました。あの実況、ものすごく印象に残っています。一時期PCの起動した時のサウンドをこの実況にしたこともありました(その時の壁紙はもちろんセイウンスカイ)

セイウンスカイの戦績や血統などのデータはこちら(@netkeiba.com)

この記事を書いた人

Minako 'NEPPIE' Seki

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