原尚美著『マンガでわかる管理会計 はじめてでもわかる儲けのからくり』。管理会計は経営の「センターピン」になりうる!【書評】

管理会計

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社会人生活が長くなっているNEPPIEです。

最初は幼稚園教諭から始まり(1年)、事務職を8年位やり、その後はWEB関係の仕事をいろいろとやっています。

事務職やっていた時は総務もやっていたこともありますが、経理関係はさっぱりなので、会計を計算しようと思ってもわからないまま現在に至ってます。

会社で仕事をしているうちは異動など変化がないうちは経理や会計のことを特に知らなくてもいいと思っていました。

しかしコロナ禍の今、テレワークやオンラインで会合など仕事のやり方に変化が訪れているのを感じている中、会社でも経営についての状況に変化が出ているのが伝わるようになりました。

直接会計の仕事をするわけではなくても、知識として会計について知っておくのも大切かもと思い始めたタイミングで、一冊の本に出会いました。

「マンガでわかる管理会計: はじめてでもわかる儲けのからくり」です。

会計に疎い私が書評を書くのはどうかとも思ったし、専門的なことはほとんど書けませんが、読んでいて感じたことを書いてみたいと思います。

「マンガでわかる管理会計: はじめてでもわかる儲けのからくり」について

マンガでわかる管理会計: はじめてでもわかる儲けのからくり

「マンガでわかる管理会計: はじめてでもわかる儲けのからくり」は、漫画で会計管理を学べる入門書です。

専門で学んでない人が会計のことを学ぼうとしてもハードルが高いので、マンガでストーリー形式で会計管理について伝えるものとなっています。

経営をよくする管理会計のしくみと基本が、マンガで楽しくわかる!
本書は、パパの経営する和菓子会社の経営改善のために、会計事務所の百合先生に管理会計を学びながら奮闘する女子高生・桃ちゃんの成長を通して、管理会計を楽しく学ぶ入門書です。

「マンガでわかる管理会計 はじめてでもわかる儲けのからくり」紹介ページ

父親が経営する和菓子会社を救うために、女子高生の桃ちゃんが管理会計を学び、会社を助けていくというストーリーで進められています。

著者は税理士の原尚美先生です。

著者による本書の解説です。

管理会計とは

「管理会計」というのがテーマですが、これに対するものとして「財務会計」があります。

 管理会計とは、会社のありのままの状態を把握し、収益やコストの構造を分析することで、会社の「未来の見通し」を立てる際の拠り所となる会計です。一方、対義となる財務会計は、会社経営の成果を振り返り、株主、債権者、投資家、取引先などの外部へ会社の財務状況を明らかにするための会計です。

「マンガでわかる管理会計 はじめてでもわかる儲けのからくり」紹介ページ

こちらも読んでみました。

「財務会計」が目に見える財務状況を明らかにするものに対し、「管理会計」は会社の「未来の見通し」を立てるという、目に見えない財務状況をデザインするというものというイメージでしょうか。

ストーリーから管理会計を学ぶ

登場人物

この本での登場人物は以下の4名。

主人公は高校生の桃ちゃん。お父さんは和菓子製菓会社「さくら製菓」の社長。桃ちゃんに管理会計について教える会計士の百合先生は、お父さんの幼なじみ。そして、さくら製菓の財務部長も登場します。

あらすじ

和菓子会社「さくら製菓」はリーマンショックやコロナ禍により売上が下がっているので、改善方法について財務部長の古田さんと対立状態になってるというところからストーリーが始まります。

父親の杏一郎は和菓子作りについては情熱が熱いけど、経理はさっぱり。現実的な提案をする古田部長に対し、自分のやりたい事を優先させたいので話が進まない。

父の苦悩を見ていた娘の桃ちゃんは、父の幼馴染でもある会計事務所の百合先生に相談することにしたのですが、百合先生は娘の話なら素直に聞いてくれるだろうということで、桃ちゃんに管理会計について教えることにしたのでした。

桃ちゃんが管理会計のことを学んでいくうちに、お父さんも財務部長も管理会計について分かるようになり、課題解決に向けて進んでいくというものです。

途中ポイントとなる用語や説明が入り、質疑応答形式で進んで行けるようになっています。

管理会計は、経営の「センターピン」になれるのでは?ということに気づいた

この本を読み始めた時は内容がよくわからなくて、書評を書きたくても書けない日々が続きました。そろそろ書かなくてはと思った中で、ふとしたきっかけでテーマが見えてきました。

昨日ブログに投稿した「センターピン」です。

センターピンとは、ボーリングで言うと真ん中にあるピンのこと。センターピンを倒さないとストライクはない。つまりものごとを進める、動かしていくにあたって、全体に最も影響があるもの、そこを動かせば後は回転してまわりだす目的や事柄のこと。

センターピンを毎日宣言しよう

ふと思ったのが管理会計って、経営のセンターピンになりえるものではないかと思いました。

一つのことを決めると、周りも合わせて動き出す。これが会計にも通じるものがあるように思ったのでした。

桃ちゃんが管理会計の知識を理解していくにつれて、社長であるお父さん(百合先生とは幼馴染というつながりも)、経理部長と共に和菓子会社の改善を進めていくものになっていきます。

会計のことはよく分からない私ですが、管理会計を知るうちに一つ一つ問題が解決していく流れを見て、経営のセンターピンとして回ってきているような感じがしてきました。

「数字だけにとらわれるな!」

「さくら製菓」のショップが銀座にあるという設定なので、銀座三越のライオンです。

最後にネタバレ的な要素もありますが、一番心に刺さった言葉を紹介します。

エピローグでの話。銀座にある「さくら製菓」のショップで夏休みにアルバイトをしている桃ちゃんが、休憩時間に百合先生と会い、今後についていろいろと話していたら、百合先生から桃ちゃんへのアドバイスとして言われたのがこの言葉。

数字だけにとらわれるな!

経営が動くためには数字は大切。でも数字だけ追い求めるのではなく、数字から何が見えるか、示された数字によってどう動けばいいか。

数字に限らず、物事を考えるのにも一つのことにとらわれるのではなく、別の視点からも考えてみる。管理会計について学びながらも、実はそれ以上に物事の本質について学んでいるんだなと思ったのでした。

まとめ:マンガで会計について気軽に学べるのと管理会計の奥深さを感じる事ができる一冊でした!

nattanan23 / Pixabay

会計に疎い私でも読んでいて楽しめました。

マンガにしているので気軽に読み始めることが出来たこと、そして会計は数字を追い求めるだけでなく、その先を見据えて必要なお金を考えて決めていくというのを感じる事ができました(おぼろげですが)。

これを機に会計についても学んでみたいと思いました。

まずはもう一度読み返しつつ、マンガ内に書かれていた用語も調べてみるところから始めたいと思います。

献本の御礼

この書籍「マンガでわかる管理会計: はじめてでもわかる儲けのからくり」は、著者である税理士の原尚美先生よりいただきました。ありがとうございます!

「マンガでわかる管理会計: はじめてでもわかる儲けのからくり」はこちらからどうぞ!

著者、原尚美先生に興味を持ったら公式サイトをチェックしてみてください!

経理や総務の仕事についても改めて知りたいと思ったので、こちらもチェックしてみようと思います。

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