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★☆Chapter5☆★
Chapter5.Keep Christmas to you
Christmas
(C)OOPS!

ようこそ、Web Worldへ!今月も私と共にNet Workの世界を楽しみましょう。
クリスマスが過ぎ、あと数日で今年も終わろうとしています。12月に入るとクリスマスの準備や会社の仕事、忘年会や年賀状書きで、体がいくつあっても足りないです(苦笑)。でも本当のクリスマスを過ごせる喜びは、何事にも変えられないものですね。アドベントカレンダーはもうしばらく飾りつつ、新年の準備をしている今日この頃です。


 私にとってのクリスマスの思い出をいくつか。
 小さい頃は、みんなもそうだったように「サンタクロース」を待ち望んでいたと思う。毎年プレゼントをもらう度に「あ、サンタさんが来た!」と喜んでいた。その頃はリカちゃん人形やハウスとか、女の子がいつも欲しがるようなものをもらっていた。あとは友達とクリスマスパーティをする日は家中クリスマスの飾り付けをしていたのも印象深い。
 ある年、どういう原因かは分からないが鼻の下を痛めてしまい、鼻の下に絆創膏を貼っていたことがあった。その写真が何故かアルバムに残っている。今見直してもかなり恥ずかしい(苦笑)。
 中学生になって教会に通うようになった私は、本当のクリスマスの意味を知るようになる。教会学校のクリスマス会で讃美歌やゴスペルを歌ったり、24日のクリスマスキャロルでは聖歌隊の讃美に感動したりと、今まで味わった事のなかったクリスマスの神秘さを感じていた。
 バプテスマを受けてからは、完全に教会で過ごすクリスマスが当たり前になってきた。特に24日のクリスマスの夕べの後に近所の家を廻って讃美する「キャロリング」は、とてもわくわくしていた。普段は夜遅くまで外に行けない私が唯一親から「行ってきなさい」と許してくれたし、そして家を廻る毎にだんだんお菓子が増えていき、教会に戻った後にみんなで山分けするのが楽しみだった(笑)。しかし、そのうち「中学生が夜遅くまでふらつくのは良くない」と周りの反対があって、キャロリングの規模が小さくなってきた。一時期やらなかった年もあったし、駅でクリスマスソングを歌った時もあった。でも最近、キャロリングがまた復活したので、とても嬉しい。
 短大1年の時、外でフイルム売りの呼び込みのバイトをした後に当時宣教師だった先生宅まで行ったら、翌日風邪をひいてしまい、教会でクリスマスを迎えられなかった。クリスマスを挟んで風邪で寝込んでしまい、親戚や友人たちとのパーティにも参加出来なかった。一番悲しいクリスマスの夜だった。
 2年の時は、とても楽しいクリスマスだった。短大のクリスマス会ではゴスペルバンドでクリスマスソングを讃美し、当時好きだった人を教会に誘って、クリスマスイブを過ごしたし、就職も決まって心がわくわくしていた時期だった。
 社会人になって初めてのクリスマスイブ、東京の山谷地区(南千住付近)にいるホームレスの人達の為に献品を届けに行った。初めて見る山谷地区の風景は言葉にならない位ショックだった。その姿を目の当たりにした私は、今までクリスマスの意味を知っていたつもりだったのに、実は全然知らなかったんだと思い知らされた。(この山谷での奉仕はかつて青年会を中心になって行っていた奉仕で、山谷地区にある食堂に食べ物や毛布といった献品を送り、豚汁などの炊き出しに手伝ったりした。今の山谷の様子がどうなっているのかは分からないけど、お祈りに覚えてくれたら幸いです)。
 イエスさまがこの世にお生まれになったあの夜。「インマヌエル〜救い主〜」と呼ばれるイエスさまが生まれた所は、暖かい部屋の中にあるふかふかとしたベッドの上でなかった。寒くて、暗くて、草だらけの馬小屋にある飼いばおけの中だった。そして、彼の誕生を最初に喜んだのは、羊飼いたちや博士だった。これは何を表しているのか。山谷での出来事をきっかけに、改めて考えさせられたような気がする。
 昨年は教会で過ごせなかった。どうしても行きたかったコンサートがあって、横浜まで行ってきた。赤のアンサンブルを着て、白のマフラーと手袋をして、特別なクリスマス・ナイトの準備をして臨んだ。コンサート中、今頃たくさん讃美をしているであろう教会でのクリスマスを思った。心の中で「ごめんなさい、イエスさま」とつぶやきつつ、コンサートを楽しんでいた。でもどこにいてもイエスさまは私を守っていてくれているんだな、と改めて思うことが出来た。
ここ数年、小学科の子供達とクリスマスを過ごすことが多い。子供達と一緒にいると、子供だった頃のイエス様が見えてくる。イエスさまも初めは赤ちゃんだったし、子供だった時があったんだと改めて思ってしまうのだが、だからこそ私達と共にいてくれるんだと感じるのである。
街がクリスマスの雰囲気に入る頃、私は10年前に買ったアドベントカレンダーを取り出す。カレンダーの絵は、雪が積もった朝、大きなツリーを前に沢山の人が行き交っている。1日1日めくっていくとその部屋にいた人達が出てきたり、窓が開いたり、ツリーからは天使が現れる。そして24日には飼い葉桶にくるまれたイエスさまが……。10年以上前のものなのでさすがにぼろぼろになってしまったけど、このカレンダーを眺める度に「今年もクリスマスを過ごせる事に感謝します」とお祈りする。イエスさまによって私が生かされている事を、教会でクリスマスを過ごす事が出来る事を感謝しつつ、クリスマスを、そしてイエスさまの誕生を静かに待っている。

 最後に、スタンダードなクリスマスナンバー、「Keep Christmas with you」の歌詞を掲載して、今回のコラムと特集(注:この号の「はらから」はクリスマス特集を組んでいました)を締めくくりたいと思う。今年のクリスマスは終わったけど、常に「クリスマス」を心に留めておきたい。

Keep Christmas With You (All Through The Year)

Keep Christmas with you all through the year.
When Christmas is over, you can keep it near.
Think of this Christmas Day when Christmas is far away.

Keep Christmas with you all through the year.
When Christmas is over, save some Christmas cheer.
These precious moments, hold them very dear,
And keep Christmas with you all through the year.

Christmas means the spirit of giving, peace and joy to you.
The goodness of loving, the gladness of living,
These are Christmas,too.

クリスマスを いつまでも忘れないで
たとえ時が流れても
胸にクリスマス・ディを暖めていて

クリスマスを いつまでも忘れないで
かけがえないひとときと
愛しさを残すために
クリスマスを いつまでも忘れないで

クリスマス
それは喜びささげること
愛すること 生きることの喜びを……


(Written & Music by Sam Pottle,David Axelrod, A few transport by NEPPIE)

Last Update:1997/12/28
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