「in motion 2003 – 増幅」が再びCCCDに…

さっき、自分のサイトのトップ右にあるMotoharu News Networkの最新ニュース(佐野元春さんに関する最新情報をアップしているサイト)に衝撃的なニュースが入ってきました。

■「in motion 2003 – 増幅」の発売にブレーキ
すでに今月4月21日に発売が決まっている「in motion 2003 – 増幅」だが、SME (ソニーミュージックエンタテインメント) は、発売元のEPICを通じ、4月6日時点でこの製品を通常のCD仕様からLG2(レーベルゲート2、コピープロテクト仕様)に変更したいとの意向をマネジメント側に通達した。
当初、「in motion 2003 – 増幅」はLG2で発売だったところ、途中、通常CD仕様での発売に変更、今回再びLG2仕様に差し戻し、ということになり、発売を直前に控え、コピープロテクトを巡って二転三転するメーカーの動向にアーティスト・マネジメントやレコード販売店は対応に苦慮している。

発売直前になってどういうこと?SMEは。
…そう言いたくなってしまいました。

スポークンワーズは、鎌倉まで見に行ってとても新鮮だったのを今でも覚えてます。先週のRadiofishでは、ライブ音源が流れて、いよいよ発売間近!とワクワクしていた所にこのニュースです。しかも単なる発売延期ではなく…(再び引用)

■「in motion 2003 – 増幅」の発売にブレーキ
メーカーによれば、これによって予定されていた発売日が遅延となるとのこと。さらに、ライブの模様を完全収録した「in motion 2003」はトータルで69分あり、通常のCD仕様では1枚のCDで収録できるところ、コピープロテクトを適用すると技術上の理由から最大64分58秒までしか収録できず、2枚組みに分割された体裁での発売になるとのこと。

CCCD形態になると、収録時間が短くなり、ライブ音源が1枚で入りきらないという事だそうです、2枚組になってしまうと、一気に聴くことが出来ないし、何よりライブの鼓動を途中で分断されてしまうというのだから、様々な所で影響が出てきそうです。

佐野さん側では、制作上の意図から2枚組に分断されるのは良くないと見解を示しました。そして一時的な発売保留も含めた上で協議に入る事にしたそうです。アーティストの立場としては、当然の判断だと思います。やはり良い作品を届けるという事が第一であり、その中には音質を高めることも入っているはずです。そして、1枚組と2枚組では大きく違う事も。

佐野さんは「待望しているファンに申し訳ない」と語ったそうです。

レコードメーカーとアーティストサイドでCCCDについての見解の違いがはっきりと分かった事で、佐野さんの今後のシングル「月夜へ往け」の発売、更にはアルバム発売への影響が懸念されます。でも佐野さんには頑張って欲しいです。佐野さんが納得いく形で発売されるまで、きっとファンは待っていてくれるはずだから、私も含めて。

アーティストの権利を守る為に生まれた、とされるCCCDが、実はアーティストの権利すら奪っているのではないかという感じもしてしまいます。
CCCDについては、また改めて書きたいと思います。

■In Motion 2003のライブレポート(MWS)
In motion 2003 | 増幅 ライブレポート(1)
In motion 2003 | 増幅 ライブレポート(2)

この記事を書いた人

Minako 'NEPPIE' Seki

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