祝・マリーンズ交流戦優勝!観戦報告&回顧

Illustrated.ずたたんさん
1ヶ月半にも渡るセパ交流戦が終了し、明日(もう今日)からリーグに分かれて試合が再開されます。と言うわけで、交流戦を少し振り返ってみたいなと思います。先週金曜日、神宮で観戦してきたのでその報告も兼ねて…。

マリサポパワーで5000万をゲット

まずは、思い立って急遽見に行った神宮球場でのマリーンズ対スワローズ戦観戦報告からいきます。
私が現在行っている会社の最寄り駅が、東京メトロ銀座線の「外苑前」駅。駅を降りたら「キラー通り」の方へ向かうのですが、駅から降りるとすぐ近くに「スタジアム通り」があって、まっすぐ行けば神宮球場を始め、秩父宮ラグビー場、国立競技場へと行くことが出来ます。
で、17日。仕事が終わりいつものように外苑前駅へ向かっていたのですが、「そういえば交流戦、一度も観てないなぁ」という事にふと気づき、予定を入れてなかったので行ってみようと思いつきました。
どこの席で観ようかなと考えて、内野3塁側にしました。
レフトスタンドだけでなく、3塁側にもマリーンズファンが多くて、ちょっとびっくりでした。
試合の細かい経過は省略しますが、やはりマリーンズファン(マリサポ)の応援が素晴らしかったです。応援のタイミングもうまいし、いいプレーには相手チームでも拍手を送ってるし、何よりも一体感溢れる応援によって選手たちが良い感じでプレーしていました。スワローズファンも頑張って声援送ってましたが、この日はマリサポに押された感じが…。選手自身ものびのびとプレイしていて、観ていて気持ちよかったです。観戦報告にも書きましたが、ファンの後押しの大きさには圧倒されました。
試合終了。交流戦優勝が決まった時、レフトスタンドはもちろん、3塁側も大声援状態。私も思わず一緒に声を出して声援を送ってました。その後、この日の主役である、清水直行投手と福浦和也選手が「26」のユニフォームと、「5000万円」ボードを手にレフトスタンドのファンの前で喜びの歓声を上げました。

ボビー・バレンタイン監督も優勝トロフィーを持ってスタンドのファンに掲げました。後でニュースは新聞を見るとトロフィーにキスしていました。

最後の最後で、思い出に残る試合を観戦出来て良かったです。
試合が終わって雨がパラパラ降り始めてきたけど、心地よい気分で家路に向かったのでした。
機会があったら今度は千葉マリンで観戦したいです。
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交流戦をちょっと振り返って

さて。
マリーンズ交流戦優勝が決まり、全日程がようやく終わりました。本来なら16日で終わる予定が、雨で流れた試合の消化で、終わったのは18日でした。最終順位は以下の通りになりました。
1 ロッテ 24勝 11敗 1分 勝率.686
2 ソフトバンク 23勝 12敗 1分 勝率.657
3 阪神 21勝 13敗 2分 勝率.618
4 読売 18勝 14敗 4分 勝率.563
5 ヤクルト 20勝 16敗 0分 勝率.556
6 横浜 19勝 17敗 0分 勝率.528
7 オリックス 17勝 16敗 3分 勝率.515
8 西武 18勝 18敗 0分 勝率.500
9 中日 15勝 21敗 0分 勝率.417
10 日本ハム 12勝 22敗 2分 勝率.353
11 広島 11勝 24敗 1分 勝率.314
12 楽天 11勝 25敗 0分 勝率.306
全216試合戦って、セ・リーグ104勝、パ・リーグ105勝でした。
もっと詳しくみたければこちらから。
交流戦が終わりそうな頃から、TVのスポーツニュースや新聞でファンにアンケートを募集していました。いろいろと意見や感想が寄せられていましたが、おおむね「交流戦は成功した」という意見が多かったです。私も交流戦をやって良かったと思っています。「セ・リーグの野球とパ・リーグの野球のぶつかり合い」を、公式戦という場で真剣勝負を繰り広げてくれたという事は、両リーグにとって大きな経験になったはずです。特にパ・リーグにとっては、全国にこれだけ良い選手がいるんだぞというアピールを示せた事でしょう。
特にマリーンズの活躍は本当にすごかったです。交流戦が開幕するまでは今年の強さは本物かと疑いそうになったのですが、バレンタイン監督は選手を自由にプレイさせることで選手一人一人の力をうまく引き出しているように感じました。
タイガースもすごかったですね。濱中選手が打撃の面で復活したのも大きい(ドラゴンズにとっては脅威!?)ですね。DHで使えるというメリットを一番受けたのではないでしょうか。もちろん兄貴金本選手にも脱帽です。
ドラゴンズについては、うーんでしたね。特に前半戦。交流戦開幕前にウッズが退場したのは本当に痛いです。打撃の要が一人抜けてしまったのだから。それ以上に遠征に次ぐ遠征(神戸→西武→ナゴヤ→札幌→千葉→ナゴヤ…)だったというのも、選手のリズムが狂ってしまい調子に乗りきれなかった要因になったと思います。どのチームも条件は同じという声もありそうですが、チームによっては一つの所に落ち着いたりする期間もあるし、パ・リーグは札幌?福岡の遠征も普段から行っているので、慣れというのもありそうです。現にドラゴンズは後半戦に入ってからはナゴヤで試合をする事が多くなり、後半戦に限っては勝ち越しました(たぶん(^_^;)。リーグに戻って戦える体制に戻れたと思うし、今後巻き返しに期待したいです。まずは今日からのタイガース戦、勝ち越しを目指して頑張って欲しいです。
マスコット同士の交流も良かったですね。
TVで観ていただけですが(神宮ではマーくん兄弟は登場しなかったので)、どのチームのマスコットたちも楽しそうでした。チームによっては普段の公式戦でもビジターの本拠地に訪れる事がありそうなので、またやって欲しいです。
一方で課題も見えてきました。
まずは審判の意識の統合が足りなかったと思います。仰木監督の退場事件や、ロッテ対読売の因縁の試合などは、審判の判定をめぐる問題は、セとパで違いが出ているがゆえに起こる事でしょう。試合が途中で水を差されるような事になってしまっては、選手はもちろん、ファンだって良い気分にならないはずです。
日経新聞で書かれていましたが(手元にないのでうろ覚えですが)、審判部を一元化するべきという意見が書かれてました。交流戦に限らず、構想を練っている野球のW杯や五輪を意識する上でも重要になっていくような気がしますが。
そして多くの人たちが話していますが、開催日程の件。やはり前期と後期に分けておこなった方がいいという意見に賛成です。雨天中止になった場合の予備日の問題もありますが、一巡し終わった時、「そろそろリーグ同士の試合が観たいなぁ」とか、「中日対阪神戦が見たいなぁ」とか思ってしまったのです。相手リーグの試合を一通り行って、リーグに戻って試合を行い、後半戦の間に再び交流戦を行うという感じにして、うまく流れに組み込まればいいのではないでしょうか。
試合数については、現状の数でいいと思いますが、日程をもう少しゆったりするという手もあるかも。リーグ別の公式戦もあるから難しいところですが。
あと、神宮でもそうだったのですが、相手チームが勝った時ヒーローインタビューが流れない所もあるのもどうかなぁと思います。自分はドラゴンズファンであると同時に、ブルーウェーブファンでもあったので(今年はバファローズも応援したいとは思ってるけど…ちょっと複雑です)、パ・リーグの試合は生で何度か観たりしてました。そこでいいなーと思ったのは、相手チームのファンのためにラッキー7で応援歌が流れたり(日本シリーズでも「燃えよドラゴンズ」が流れてた)、ヒーローインタビューをスタジアムに届けていた事でした。相手チームのファンも来ているのだから、交流戦だけでなく、普段からヒーローインタビューを流してくれるといいなと思いました。
経済効果うんぬんについては、パ・リーグはアップ、セ・リーグは一部を除いてダウンとある程度予想していた結果になりましたね。ただ、共通して言えることは、交流戦、そしてプロ野球全体をもっと盛り上げるためにはそれぞれの球団が企業努力する必要があるという事でしょう。NHKの「サンデースポーツ」で交流戦特集を組んでましたが、そこで大阪ドームでのオリックス対阪神戦を取り上げてました。別名「関西ダービー」とも言われたこのカードで、交流戦ゆえの試みを行い、観客動員も集まったのですが、大多数はタイガースファンが多く、バファローズファンを上回っていました。球団はそこを反省材料としてあげ、今後どう集客を集めていくかを熱心に話し合っていました。合併した事で、私自身複雑な思いでオリックス・バファローズを観ていたのですが、一つ一つ地道に取り組んでいる姿を見て、今後どう変わっていくかを少しでも見守っていかなければと改めて思いました(そういえば、あれから1年経ってしまったんですよね…)。
交流戦で得た成果、課題をプロ野球機構、選手会、各球団はしっかり持ち帰ってほしいです。
来年も再来年も、その先もリーグを超えての真剣勝負が見られる事を願ってます。
参考記事:
【新しき風・特別編1】パはホクホク、セは巨・神除いて沈没(サンスポ)
【新しき風・特別編2】ファン90%超が「面白かった」(サンスポ)
※この記事は、「今日から野球ファンになった人のためのブログ」の、“交流戦の感想を求む!”に投稿します。
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この記事を書いた人

Minako 'NEPPIE' Seki

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