【野球】イチロー選手、メジャー3000本安打達成!達成感と安堵、そして…

イチローはまだまだ歩みを止めない…

イチロー選手がメジャー3000本安打達成!
このニュースを知って、本当に嬉しかったです!
心から祝福したいです。

3000本安打達成の瞬間

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イチロー、史上30人目の3000安打達成! 16シーズンでの到達は史上最速タイ
マーリンズのイチロー外野手は7日(日本時間8日)、敵地でのロッキーズ戦で「6番・中堅」で8試合ぶりにスタメンに名を連ね、7回の第4打席にフェンス直撃の三塁打を放った。メジャー史上30人目の3000安打に到達。ついに偉業を達成した。イチローは6日(同7日)の試合で代打で三塁内野安打を放ち、2999安打として金字塔に王手をかけていた。

イチロー選手が記念のヒットを打った後、ベンチから選手たちが祝福に訪れ、スタジアムのファンは暖かい拍手と声援を送る。場所がアウェイでも関係なしに、偉大な選手をリスペクストする姿にジーンときました。

記者会見を見て

試合後、記者会見を行ったイチロー選手。普段はコメントはするものの、ロッカールームで会見する事は少ないので、イチロー選手の声が直に聞ける機会になりました。

史上30人目の偉業達成、イチローが試合後の会見で語ったこととは…
 マーリンズのイチロー外野手が7日(日本時間8日)の敵地ロッキーズ戦でメジャー史上30人目の3000安打を達成した。試合後には記者会見を行い、穏やかな表情で偉業について振り返った。

いろいろと感じたところがありましたが、この中で2点あげたいと思います。

3000安打を達成した率直な気持ち

「あんなに達成した瞬間にチームメートたちが喜んでくれて、ファンの人たちが喜んでくれた。僕にとって3000という数字よりも僕が何かをすることで僕以外の人たちが喜んくれることが、今の僕にとって何より大事なことだということを再認識した瞬間でした」

イチローはその瞬間を迎えた時、チームメイト、ファンが暖かく祝福してくれたことに感謝していました。
記録は一人のものではなく、みんなのものなんだということだと、見ていて感じました。

――2998安打になってから、9日間進められない状況。でも、いつも敵地でも素晴らしい迎えられ方をした。どんな気持ちで毎日を過ごしていたのか?

「セントルイスから球場の雰囲気、ファンの人たちが特別な空気を作ってくれて迎えてくれたことから始まったんですけど、ずいぶん長い時間、まぁホームで決めるというのがなんとなく人が描いたイメージだったと思うんですけど、なかなかそんなうまくいくわけもなく、それも分かっていたことですし。でも、これだけ長い時間、特別な時間を僕にプレゼントしてくれたっていう風に考えれば、この使われ方もよかったなというふうに今は思います」

――その時はそういう風に思えないこともあったと思いますが。

「人に会いたくない時間もたくさんありましたね。誰にも会いたくない、しゃべりたくない。僕はこれまで自分の感情をなるべく殺してプレーをしてきたつもりなんですけども、なかなかそれもうまく行かずという、という苦しい時間でしたね」

普段は感情を出さないイチローも、記録達成直前になって苦しんでいたのを知りました。
確かに最近は代打での登場が多く、1打席で結果を出さなければならない状況だったのもありますが、それ以上に、どこに行っても多くの人から期待されているという事が、イチロー自身にとって苦悩になっていたのかもしれません。

そして、もう一つ印象に残った答え。
3000を打ってから思い出したことは、このきっかけを作ってくれた仰木彬監督(故人)だということでした。

当時オリックスブルーウェーブで活躍していたイチロー。メジャーに行きたい思いが強くなった2000年に監督に口説いたということです。

神戸で2000年の秋に、お酒の力を使ってですね、僕が口説いたんですけど、その仰木さんの決断がなければ何も始まらなかったことなので、そのことは頭に浮かびました。

仰木監督も本当はまだ手放したくなかったのかもしれない。
でもイチローの意思を尊重してメジャーに行くことを許してくれ、後押ししてくれたからこそ、今のイチローがいる。
仰木さんも天国で喜んでいることでしょう。

一つの記録を達成し、苦しみやプレッシャーから解放されたイチロー。

これで楽に打てるだろうと思っていたのですが、ある記者が一つ記録を達成すると達成感がなくなるのではという質問に対しての答えを聞いて、びっくりしました。

達成感って感じてしまうと前に進めないんですか。そこが僕にはそもそも疑問ですけど、達成感とか満足感っていうのは僕は味わえば味わうほど前に進めると思っているので、小さなことでも満足感、満足することっていうのはすごく大事なことだと思うんですよね。だから、僕は今日のこの瞬間とても満足ですし、それは味わうとまた次へのやる気、モチベーションが生まれてくると僕はこれまでの経験上信じているので、これからもそうでありたいと思っています

イチローは50歳まで現役でいたいと常々話していました。
次の目標に向かうには年齢的にキツイのではと思ってしまいそうですが、イチローなら軽々とやってのけるのではという事を感じた、記者会見でした。

私もこれからも応援していきたいと思います。

実は3001本目を大切にしていた……。
Number Webの記事より。イチローらしいですね。

一つの旅の終わり

ブログを締める前にもう一つ。
マリナーズ時代からのファンで「イチ・メーター」を作ったエイミーさん。
カウントダウンが始まってから続いていた長い旅は、後半戦初戦の7月15日のカージナルス戦から観戦を続けて24日目。移動やチケットで高額になりそうで諦めかけていたのが、インターネットを通じて寄付で総額は1万1000ドル(約112万円)集まったことで、達成の瞬間を見届けることが出来ました。

アメリカだけでなく、日本のファンからも募金が集まり、「エイミーさんこそがこの目で達成の瞬間を見るべき」というメッセージが寄せられ、みんながイチローの達成の瞬間を心待ちしつつ、エイミーさんの旅を暖かく見守っていたことを感じました。
エイミーさんにもお疲れ様と伝えたいです。

エイミーさんにとっては一つの旅が終わったけど、また次の旅に出るのも近いかも…。

3000本安打達成記念雑誌、イチローの言葉

Numberと週刊ベースボールは購入済です。

イチローの言葉をまとめた本。

おまけ

イチロー選手が日米通算4257本安打でピート・ローズ超え達成したときのMLBのインスタ。
カッコいい!
ブルーウェーブ時代からのイラストがあるのがうれしいですね。

この記事を書いた人

Minako 'NEPPIE' Seki

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